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  • 執筆者の写真PT士会 とちたか

「糖尿病」名前が変わる?

こんにちは、一か月ぶりの更新です。お久しぶりです。


今日は、糖尿病の名前が変更されるかもしれないという話題についてお話したいと思います。


糖尿病という言葉は、血液中のブドウ糖(血糖)が高くなることを表す言葉ですが、実際には血糖だけでなく、血圧や血中脂質(コレステロールなど)も高くなりやすいという特徴があります。また、血管や神経が傷つきやすくなり、足や目などの合併症を引き起こすリスクも高まります。そのため、血糖だけでなく、全身の健康管理が必要になります。


しかし、糖尿病という言葉には、患者さんにとって不都合な面もあります。例えば、以下のようなことが挙げられます。


糖尿病という言葉は、「甘いものを食べ過ぎたせいで発症した」という誤解を招きやすいです。実際には、遺伝的な要因や生活習慣の影響などが大きく関係しています。

糖尿病という言葉は、「治らない重い病気」というイメージを持たれやすいです。実際には、適切な治療や管理を行えば、合併症を予防したり、生活の質を向上させたりすることが可能です。

糖尿病という言葉は、「自分のせいで家族や周囲に迷惑をかけている」という罪悪感や孤立感を生みやすいです。実際には、家族や友人、医師や看護師、栄養士や理学療法士など、多くの人がサポートしてくれます。

このように、糖尿病という言葉は、患者さんの心理的な負担や社会的な困難を増やす可能性があります。そこで、日本糖尿病学会と日本糖尿病協会は、糖尿病の新たな呼称として「ダイアベティス」という案を発表しました。ダイアベティスという呼称は、英語名diabetesをカタカナで表記したもので、国際的に広く使われています。この呼称は、糖尿病という言葉に対する患者さんの不快感や抵抗感、偏見や差別を解消することを目的としています。


私は、理学療法士として、ダイアベティス(糖尿病)の患者さんのリハビリテーションに携わっています。リハビリテーションでは、運動や生活指導などを通じて、患者さんの身体的な機能や能力を向上させるだけでなく、心理的なサポートや社会的な参加も促進することが重要です。そのためには、患者さんの気持ちや考え方に寄り添い、一緒に目標を設定し、達成するための方法を探していくことが必要です。


私は、ダイアベティスという呼称が、患者さんと理学療法士のコミュニケーションをより円滑にし、信頼関係をより強化することにつながると期待しています。もちろん、呼称だけではなく、内容や方法も大切ですが、呼称はコミュニケーションの第一歩です。ダイアベティスという呼称が正式に決まるかどうかはまだ分かりませんが、今後の動向に注目していきたいと思います。


皆さんは、ダイアベティスという呼称についてどう思いますか?コメント欄で意見交換しましょう。それでは、今日はこの辺で失礼します。ありがとうございました。

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